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おいでよ ほうりつがくのもり(基本書レビューblog)

まったり司法試験・予備試験の基本書をレビューします

法学部生におすすめな映画まとめ

勉強の合間にどうぞ。進路選択にも役立つかも。

 いわゆる法廷もの映画の金字塔。原作者は実際に殺人事件の陪審員を務めた経験をもとにこの作品を創作したらしく、リアリティが効いている(まあ、陪審員なんかやったことないからリアルかどうかわからないんだけど)。

あらすじは有名だしwikiを読んでもらえばいいのでわざわざ詳細に紹介しないが、要するに12人のおっさんが怒ったり深い洞察を見せたりしながら密室で審議する…というだけの話なのに異常に面白い。脚本が巧みすぎる。それだけでも見る価値があるし、せっかく法学を学んでいるのだから話の種に見ておくのもいいだろう。型破りな検事や勝率100%の弁護士なんかは出てこないので、進路に変な影響を受けてしまう心配もない。

自分は、日本で裁判員制度が始まったときにマスコミが「どういうときに裁判員を回避できるのか」という実務的な()点に大きな時間を割いて報道を組み立てていたのを見て、この映画の野球が見たくて早く有罪を決めて帰りたがるおっさん陪審員を思い出していた。くだらないところまで、色々と示唆的な映画である。だいたい、法廷もののフィクションは、裁判なんて嘘のツキあいだ!どうせ金持ちが勝つんだ!って具合に司法を全否定するか、かっこいい検事や人情に厚い裁判官なんかが出てきて(そういうスーパーマンに支えられた)司法を全肯定するか、という展開になってしまうことが多いが、この映画は陪審員制度の(そして「民主主義」の)危うさを描いている点でリアル。

 

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

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 すごくリアルな痴漢冤罪もの。真面目な人たちが真面目に取材して真面目に撮ったという感じの映画で、刑事訴訟法を学ぶのにも大いに参考になる。特に裁判の進行周りは模擬裁判をやるかDVDを見るかしないとなかなか脳に残らないと思うので、せっかくなら条文を何度も読むより映画で面白く覚えたいところ。

肝心の内容は…司法研修所のDVDかと思うくらいリアルである。何を行ってもネタバレになる気がするのであまり言及しないでおくが、予備知識なしに見てほしい。フィクションらしくないフィクション。

(後で追記します)