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おいでよ ほうりつがくのもり(基本書レビューblog)

まったり司法試験・予備試験の基本書をレビューします

行政法の判例集 レビュー

百選

行政判例百選1 第6版 (別冊ジュリスト 211)

行政判例百選2 第6版 (別冊ジュリスト 212)

おすすめ度:★★★☆☆

 収録判例が多すぎる。解説も冗長なものが多い。

しかし、「百選」に掲載されているということは、司法試験界では大きな意味を持つ。司法試験の出題の趣旨、採点実感を読み込んでいけばわかることだが、百選掲載判例は知っておけという態度で試験委員は問題を作っている。有斐閣のブランド力のなせる技といえるだろう。

結局、百選程度の量なら解説も含めてすべて読んでおいたほうが良いのだろうが、自分は時間がなくて講義で扱った判例くらいしか読んでいない。

 

行政判例ノート

行政判例ノート 第3版

おすすめ度:★★★★★

掲載判例数は多いが、解説がコンパクト(1~3行)。事実・判旨の引用はポイントを抑えていて、ざっと重要判例を概観するのに使える。

たぬきの森事件などの行政法超重要判例は結局他の詳しい文献にあたって深く勉強することになるため、普段の学習用としてはこれ1冊で十分だと感じた。

 

まんが本

法律入門 判例まんが本〈10〉行政法の裁判100

おすすめ度:★★☆☆☆

漫画の内容が実際の事案と違うものが多い*1

間違って覚えそうでこわいので、司法試験対策としてはあまり有用ではない、と感じた。

 

伊藤真

行政法 (伊藤真の判例シリーズ)

おすすめ度:★★★★☆

70判例に厳選されていて、非常にまわしやすい。

『行政判例ノート』の対抗馬になりうる存在。

少し収録判例が少ないのが欠点か。

定期試験のために判例集を買いたいけど、百選は重い…という人にはこれで十分と思われる。

*1:たいていは著者自身がセルフツッコミを入れているが